音楽の効能 - 健康と知能

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音楽の健康への効果については、昔から様々な研究がなされ、たくさんの報告が出されています。
好きな音楽を聞くと、癒されたり楽しい気分になったりするので、これらは研究者でなくとも効果がありそうなことは直感的にわかります。

最近新たに、いくつかの研究結果が報告されたようです。

雑誌「Journal of Advanced Nursing」の2006年5月号の、サンドラ・シデレッキ博士らの研究によると、背中、首、関節に痛みがあり、治療を受けている患者を2つのグループに分け、一方のグループには1週間の実験期間中、1日1時間音楽を聞かせたところ、音楽を聴く前よりも、痛みが20%ほど軽減したとのことです。
音楽を聞かせなかったグループの患者は逆に痛みが強くなったそうです。

“病は気から”ではありませんが、音楽には癒し効果があり、また、精神状態が体の痛みにかなり影響していると言えそうです。


次は知能に関する研究です。

音楽で脳に変化 マウス実験、知能優れる(共同通信)

音楽を聞かせて育てると課題を解く力が優れ、脳に変化が起きるというマウス実験の結果を徳島大の勢井宏義助教授(環境生理学)らがまとめた。

勢井助教授らはマウスを胎児から成体になるまで飼育。(1)モーツァルトのピアノ曲を聞かせる(2)雑音を聞かせる(3)何も聞かせない-の3グループに分け、ピアノ曲などは起きている12時間、聞かせ続けた。
3グループを、決まった順番でゴールの場所が変わる迷路に挑戦させると、ピアノ曲を聞いて育ったマウスは、順番を間違えずにゴールする能力が優れていた。

こちらも興味深い研究結果です。
脳への影響を直接示した研究はこれが初めてのようです。

今回の研究では、モーツァルトの曲で実験していますが、他の曲でも同じような結果が出るのか興味深いところですね。
どんな旋律の音楽が最も効果があるのかなど、興味は尽きません。

追記:2006/07/14

好きな音楽を聞いたり歌ったりすると、高齢者の性ホルモンの量が安定する効果があるとの発表がなされました。

好きな音楽でホルモン安定 高齢者に効果、予防に利用(共同通信)

好きな音楽を歌ったり聴いたりすると、高齢者の性ホルモンの量が安定する効果があるとの研究結果を福井一奈良教育大教授(音楽生理学)らが13日までにまとめた。

性ホルモンの減少は、認知機能の低下やアルツハイマー病の発病率が高まる要因とされており、福井教授らは予防につながる音楽療法を考案したいとしている。

音楽の効能が次々と発見されていきますね。


ちなみに…
モーツァルトを聴けば病気にならない!」なんて本もあります。


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和合 治久

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