海のミジンコが二酸化炭素を封印

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海に生息するミジンコ(動物プランクトン)が、地球温暖化防止に重要な働きをしていたことがわかってきたようです。

海の「ミジンコ」、CO2封印 温暖化抑制に重要な役割(朝日新聞)

北太平洋にすむミジンコに近縁な動物プランクトンが、大量の炭素を深海に運ぶことで、日本が排出する二酸化炭素(CO2の半分近い量を、数百年間封じ込める働きをしていることが、水産総合研究センターの東北区水産研究所(宮城県塩釜市)と東京大のチームによる研究でわかった。大気中のCO2増加は地球温暖化につながるが、それを抑える自然界の仕組みの一端が明らかにされた。

このプランクトンはネオカラヌスというグループで、体長5~10ミリ。春から初夏には海の表層にいて、光合成でCO2を吸収した植物プランクトンを食べて育つ。夏に水深500~1500メートルの深海に移動して休眠し、早春に産卵して死ぬ。

「植物プランクトンを食べる=大気中の二酸化炭素を体内に取り込む」ということですから、そのまま深海に潜ってくれれば、大気中の二酸化炭素が深海に封印されたことになります。

深海に運ばれた二酸化炭素(由来の炭素)が、浅い海に戻ってくるのは、海水の動きの関係から、数百年後とのことですから、かなりの長期間にわたって二酸化炭素を閉じ込めることができるわけです。

具体的な数字としては、海面1平方メートルあたり年に4.3グラムのCO2由来の炭素が、ネオカラヌス(Neocalanus)によって深海に運ばれているとのことで、この数値とネオカラヌスの分布から、太平洋全体での数値を計算すると、なんと、年5.9億トンに上るそうです。

ちなみに、日本のCO2排出量は12.8億トン(04年度)ですから、5.9億トンはかなりの量です。

海の生態系についてはまだまだ知られていないことが多いので、今後新しいことがどんどんわかってきそうな感じがします。
それにしても、微生物の力はすばらしい!

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